07/04/12
損切りは避けられず
株式投資をした人で、損切りを経験したことのない人はまずいないでしょう。得もすれば損もするのがこの世界の習いですが、いざ損切りとなると私でも切ない気持ちになります。 (違う目的で投資する機関投資家もいますが、)もともと株式投資は儲けようと思ってするもの。それが投資家の純粋な行為ですが、儲けるつもりで損をする。避けられない結果です。いうまでもなく、株式を売らなければ、損や益は出ません。持っていれば評価では損でも別に損を出したというわけではありませんので、「長期投資」がよく薦められるのはそういうことだからです。せっかく将来性を買った株式を「なぜ損してまで売らなければならないのか」。まあ事情は数あるわけですが、希望とは反対の方向に動いた株価には失望します。時には自己嫌悪に陥ることさえあります。
まして自分で開発、発見しないで、証券会社とか友人とかの人様の推奨を鵜呑みにして買ったときのダメージは大きいものです。それでも注文を出したのは貴方ですから、誰にも文句は言えません。人によっては、他人のせいにして、うらみつらみを口にしてしまいますが──、まったくもって金銭が絡むと人間、醜くなるものです。他人はそういう貴方を良く見ていますので、気をつけましょう。
損しても売る以上は色々事情があります。しかし、その銘柄の将来に期待が持てなくなったとなると、
何時売るかが問題になります。企業の栄枯盛衰の兆しを早く知れば知るほど有利なのは間違いないのですが、私たち個人投資家には情報が入りにくく、ましてや企業も発信をためらうような悪材料はなかなか入ってきません。どうしたものかと迷っているうちに株価はドンドン下がります。そういう時は情報の入手に有利な機関投資家からの大量の売り玉が重石になっているのです。結局、最後に「もうだめだ、投げちゃえ」と追い込まれるのが個人投資家です。
そこで「キズの浅いうちに売る手立てはないか」と問われても、妙手はなかなか見つかりません。ただ、損を少なくするための心がけておきたいことはいくつかあります。それらは、
① もともと割高株を買わないこと。
② 相場の大きな波の末期に買わないで、休んで様子見をする。
③ 思わぬ悪材料が見つかったら、考えていないで直ちに売る。
④ 少なくとも常に5~10銘柄の分散を心がける。
⑤ 利が乗っているときに半分売っておく。
⑥ 長期投資に徹する。
⑦ できれば10%ルールを励行する。
⑧ (空売りを仕掛ける)―番外です。
それぞれについて別項で解説することにしますが、災いの芽は早めにつむこと。健康維持と同じで、常日頃から注意を払っておけば、重度の疾患にまでは至らないというわけです。損得はあざなえる縄の如し? いつも悪いことばかりではありません。中には利食いできる銘柄も混じっているはず。もし損切りが面白くないと言うことなら、同時に別の銘柄で利食いをして、勘定を相殺してもいいのではないでしょうか。厄介払いをしても、勘定の上ではチャラとなるかもしれません。
更新日
2007年04月12日 木曜日
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