07/07/24
たかがチャート、されどチャート
チャートついての僕の見方というか、考え方を披露します。僕の場合、元来はファンダメンタリストです。業績をみて株式投資します。従って、チャートとか信用残とか需給関係とかいったことは気にしません。市場の情報を気にすると間違うと思っています。では、チャートを無視するかというと、そうでもないです。いろいろ考えて好みの銘柄を選びます。しかし買うからといってすぐ注文は出しません。その前にチャートを見てみたいと思います。なぜかって?その銘柄がすでにかなり上がっているかもしれないからです。
新規に銘柄を見つけたときに怖いことは、すでに好材料を織り込んで上がっているかもしれないことです。自分は初めて気づいたが、市場はすでに知っていたと言うことです。世間は広い、自分が気づいたときはもう遅いといったことはよくある。チャートを見ると、これから参加するのは遅きに失するということが判ります。そういうときは「注意信号」と見て僕は投資を取りやめます。裸の王様にはなりたくないもの。
逆に割安株を見つけたとします。そしてチャートを覗いてみると、底値を這っていてぜんぜん動く気配がない。「どうしてだろう、こんなに魅力があるのに」と自問して、さて何か自分の知らない悪材料があるにちがいないとばかり、弱点を探します。ありますね。「出来高がぜんぜん無い」とか「来期は下方修正もあるかといった観測」とか。気味が悪いのです、いい株のはずがまったく動かないのは。そのときはやめるか、思い切って長く持つつもりで仕込んで見るかのどちらかになります。
株価チャートは株価の過去のトレンドを描き、またムリヤリに直線で結んだりしたものです。コジツケが多いです。過去の株価のいくつかの頂点とか底を線で結ぶ。意味はないのですが、“トレンドだ”とばかり意味ありげにお話しするチャーチストが少なからずおります。ある株が100円から200円へと上がり、そのあと150円に押したとします。買いたい人はここから下は押し目買いのチャンスと見るし、売りたい人はここから上は戻ったら売ろうと思います。そのときチャートはトレンドを示唆しているのでしょうか? 読みたい人の望む方向に読んでしまいませんか?
チャート読みのチャート知らずにならないように
僕はどちらかと言うとランダムウォーク派(株価に意味のあるトレンドはない、明日の株価の上げ下げはそれぞれ50%の確度)のほうですから、せいぜいチャートは横目で見るくらいです。もちろん長い目で見れば業績の裏付けがあって、株価は長期トレンドが形成されますが、それも業績の長期トレンドという裏があってこそです。
チャートは簡単でわかりやすい。つまり絵という〝アナログの世界〟ですから。でも、チャート読みのチャート知らずにならないよう気をつけてください。チャート読みの一大欠点は「企業の中身を知らないで投資する危険」があること。ですから「投資」という行為を逸脱しているのかもしれません。
僕の場合はチャートを見るときに出来高も一緒に見ます。
いくつかの教訓としては、
(1)かなり上げてきた末、出来高が膨らんでいるときは要注意
(2)下値を這っているとき出来高がほとんどなくなっているときはチャンス
(3)天井の形(三尊)には要注意
などなど、どちらかと言えば、高値近辺でのパターンなどには神経を使います。つまり「優良株の高値よりはボロ株の安値」のほうが安全だからです。無論あくまでも短期の話ですが。長期ならば優良株は、たとえばその年の年初来高値をつかんでしまっても、業績が向上するので、次の年にはまた高値更新のチャンスがあります。ボロ株は一見安く見えても業績が回復しないので、市場平均の値上がりに追いつけない。
ともあれ「たかがチャート、されどチャート」です。
更新日
2007年07月24日 火曜日
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