07/10/16
企業のIRフェアの歩き方 第2回
IRフェアに行って、さまざまな企業で質問をしたり、説明を受けるという未知の経験は、結局企業の見方を育て、自分の投資活動を支えてくれますし、また時には株式買い付けのきっかけともなります。さてそこで多少のヒントをお教えします。
― 自分ではあまりオシャベリしないで相手に話させてあげましょう。個人投資家の皆さんはご自分の経験を話したくてうずうずしているものですが、グッとこらえて相手にその会社の特色、強さを話させるのがうまいやり方です。
― 混みあっている小さなブースに足を止め「どうしてここが混みあっているのかな」と疑問をもったほうがいいですね。貴方の知らない企業の中身が展示されているものです。また経営者が演説をぶっているのかもしれません。
― 企業側の担当者は「今日のフェアにはどのように投資家に宣伝するか」打ち合わせ、シミュレーションをしてきます。ということは貴方の耳にはいい話しか入ってきません。けれども普段から疑問に思っていることを率直に質問してもいいでしょう。こんなこと聞いたら笑われるかなといった気後れなどしないようにしてください。
― 係りの人の名刺をいただいて(もしくは交換して)、後日の電話取材とか、場合によってはグループでの訪問をやり易くしておいてください。「先日フェア開場でお会いしましたが─」と切り出すだけで、会話がスムースに進むわけです。
― 財務データを聞いたり、配当政策に話が進むと後方で耳を傾けて待機していた上役がサーッと出てきて説明してくれます。後継者は誰か?配当政策は?株価はこれでいいのか?そういった話は若い係員ではチョット無理なのでしょう。
― ハンドアウト、パンフレットは作り方によって随分と違っています。読みにくくてわかり難いハンドアウトを併設のセミナーで配布する企業、またそのわかり難い複雑な表などを自社の言葉で説明する役員。コミュニケーションは簡単でわかり易くするべきです。芸術のような世界ですね。
― 直感を信じましょう。貴方が訪問したブースでの経験は貴重なものです。株主のための経営を本気でやっているのか?あるときにはいい感じだったなと思い出すこともありますし、また逆にあまりよくなかったと判断することもあります。そういう場所で企業の全体像を貴方なりに受け止めているわけです。空気が会社によって違っているのです。
長い一日が終わります。貴方が遭遇した10社とか15社のスコアをつけてみましょうか。わたしのやり方は、まずグループをA、B、Cに分けます。競馬が好きな方は◎、○、×などの印を使ってもいいでしょう。これは政治とか市況とか為替とかのマクロの相場観とは関係なくただただ企業のみを見るというミクロのアプローチです。単純な物差し、シンプル イズ ビューテイフル という格言もあります。
| A 買ってもいいかなと思えるくらい気に入った | 3社 |
| B 株価が下がったら考えてもいいかな | 2社 |
| C 手はだせない。見送る | 10社 |
の3グループ位に分けます。無論感動の度合いにもよりますが、すぐ投資をしなくても、まずモニターしましょう。その15銘柄をノートに記入して、2~3ヶ月株価を追いかけてみましょう。あなたの評価がどのように株価で証明されているのか楽しみです。そのような経験をつむことで、貴方はぐんとチカラがつくことまちがいなし。もしご夫婦でのフェア参加をされていたら、お二人でペーパー競争出来ますね。そして、そのうち感動した企業の株式を、参加の後で直ちに買ってもいけるという判断さえもついてくるものです。
正に良い投資家の面日躍如というところでしょうか。
更新日
2007年10月16日 火曜日
![]()
トラックバック
このエントリのトラックバック URL
![]()
コメント
コメントフォーム
なにかコメントがありましたら以下のフォームからどうぞ。

