07/12/25
投資のカレンダー 第2回
カレンダーといえば、1番大事なのは決算の発表時期です。いうまでもなく、日本の企業はおおむね3月決算なので、決算発表になる5月中旬は銘柄別には相場の転換期になることも。ただ多くは3月頃には決算の観測記事が出ていますので、発表でのサプライズも、最近ではつとに減ってきています。
デイスクロージャーが進んできた近年、期中に業績の修正が発表されるケースがほとんど。決算発表時には、すでに「世間はご存知」と言うことになります。そうはいっても、決算は無視できません。
なぜなら、次期の利益予想というような思わぬ情報が出てくるからです。アナリストたちはこの時期、恋人とのデートも犠牲にし、(表現が大袈裟ですが)血眼になって、会社の決算発表を追いかけます。
全ての物には波動があります。
株式市場のサイクルも3カ月、6カ月、3年とかの中型、大型の波動が見られます。折角、割安株を見つけて投資しても、しばらく動かないことなどしばしばありますが、3カ月、6カ月の辛抱で動き出すこともママあります。
それから季節のサイクル。簡単な話、ビール株はサマーストックと言われ、夏に上がると思われています。確かにそのとおりで、夏には上がっていますが、その後の反動も厳しい。ビール株の年間安値は9月、10月につけるというケースが多いのです。
猛暑になるかどうかは分かりません。しかし「いい投資家」というのは夏に暑くなってからビール株を買うと言うのではなく(誰もが分かっているので、それでは確率的に儲からないでしょう)、寒い時期に仕込むと言うのが知恵でしょうか。
つまり、ウオールストリートの諺「buy straw hat in winter」(寒い時期に麦藁帽子を買え)ということです。最近は冬にアイスクリームが売れたり、また暖冬のため一年中ビールが売れたり、季節感が乏しくなってきています。季節のカレンダーはあまり使えなくなっているようです。
業界によっては、本気で季節の行事に取り込んでいるところもあります。
2月のバレンタインデイに向けてチョコレートを売り込む菓子業界、4月、新学期を迎えて文房具を売り込むメーカー、新営業年度を迎えて張り切る引越し業界、そういった盛り上がりがありますが、押しなべて売りチャンスということになります。
最後に海外の年金の資金の動きから見ますと、年末は早目に投資活動から手を引き、新年度の1月は資金の配分が未定のためうごけず、実際に国際投資が始まるのは2月から3月にかけてです。そのときは国別投資比率が決まっていますので、「買い越し」方針の対象になる割安な国には大量の買い物が入ってくると言うわけです。
更新日
2007年12月25日 火曜日
![]()
トラックバック
このエントリのトラックバック URL
![]()
コメント
コメントフォーム
なにかコメントがありましたら以下のフォームからどうぞ。







