08/01/22
高値で売り損ねたヒトたちへ! 前編
最近の雑誌のサディスティックな記事を読んでいると、マスコミは個人投資家を応援しているのか、揶揄しているのか分からなくなります。いわく「個人投資家は売り損ねた」とか「売ろうに売れない個人投資家たち」。相場が下げてきて結果論で議論したらたまったものではないです。多くは個人投資家のインタビュー記事なので、統計的に売り越していないということは証明されないで、ただ「損した、損した」と言い募っているだけですね。
そうは言っても下げ相場は急に来て、かつ、下げは意外と深いもの、確かに売れなかった投資家は多かったに違いないです。しかし、株式投資というものはそういうものであって、あまりネガティブに受け止めることはないと思いますが。細かいようですが、売り指値を出して売れなかったのは確かに「売り損ねた」と嘆いてもいいですが、売る気も無かったのに相場が下がったからと言って売り損ねたというのは言い過ぎで、単に「売らなかった」ということでしょう。買える株式は3000以上も上場しています。無限のチャンスがあり、いちいち買い損ねたなどと嘆いている暇は無いですが、売りは自分が保有している10とか20銘柄に限られていますので、損がすぐわかり、売りチャンスを逃したら大きいかなと思います。
では、なぜ売れないのでしょうか。投資家の永遠の課題ですが、私の実戦の経験を踏まえて要因を考えますと……
─値上がりするものと期待して買った株式を、逆に売るのは抵抗がある。
―上げのトレンドを前提に買ったのが、トレンドが変わったのが気づかない。
―買う時点では業績を重視して株価を気にしないように、やはりさげると当初の方針を忘れる。
―下げに転じたときに売るためのルールをもっていない。
―買うのは簡単、欲が張って、上ばかり見ていてなかなか売れない。
―少しでも有利に売ろうと思って指値をしたが、下に離れてしまった。
―見栄とプライドがあって損が出せない。
―株式評論家のコメントの自分に合うところだけを信じてしまう。
思い当たることも多いでしょう。これらは私の体験でもありますから。
更新日
2008年01月22日 火曜日
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