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売上前期比120%増、純利益68%増を見込む
株式会社 ディー・エヌ・エー 第二回
株式会社 ディー・エヌ・エー 第二回
現在、ディー・エヌ・エーの事業の核となっている携帯ゲーム&SNSの
「モバゲータウン」の収益源は3つある。
①バナー、メルマガなどの広告掲載収入のほか、
②ユーザーがモバゲータウン内に掲載されている
着メロ・着うた、ゲームなどのスポンサーサイトに
登録するとスポンサーから同社に支払われる顧客紹介の成果報酬
および③2006年12月から開始した会員へのアバターの販売――だ。
今後の事業拡大の方向について同社では、 現在のゲーム&SNSのサービスにオークションの「モバオク」、 ファッションアイテム販売の「モバコレ」など同社の Eコマースのコンテンツを加えて音楽配信など、 よりラインナップを充実させており、この方向をさらに加速させる。 さらに、ニュース、天気予報に続き、乗り換え案内、 Web検索などのサービスを追加し、モバイルのポータルとして No.1を目指すとしている。同社では「集客力で圧倒的な力を持つ "メガ・サイト"であるモバゲータウンを中心に、 新しいサービスに向けて、多数の顧客を送り込むビジネス構造ができた」としている。

現在は図(2007年3月14日の同社会社説明会資料より) の情報系の充実に取り組んでおり、 次の段階としてどのようなサービスが追加されるか注目されるところだ。 また、モバゲータウンは他社のサービスへの送客も行っており、 広告主と携帯サイトを結びつけるサービスとなっている。 登録広告主は06年12月末現在で33万メディアに達しており、 売上高は右肩上がりで14億円超となった。
サービス別の売上高の2年の推移は下表の通りだが、このなかで、特に、「モバゲータウン」は新規開始サービスながら、急激な売上を達成していることが目立つ。 同社では「各事業の伸びとともに各サービスがバランスよく成長している」と自信を深めている。
| 売上高(百万円) | 2006年 第3四半期 |
2005年 第3四半期 |
| ビッターズ | 918 | 724 |
| モバオク | 664 | 423 |
| モバゲータウン | 810 | ― |
| ポケットアフィリエイト | 1,428 | 409 |
| その他・新規事業 | 752 | 287 |
| 連結・部門内消去 | 837 | 92 |
| 合計 | 3,737 | 1,751 |
同社は現在のポータル事業、広告&マーケティング事業に加え、 新たな成長の柱を模索すべく新規事業にも積極的に取り組んでいる。 変化の激しい業界にあって常に次の"種まき"に怠りない。
海外展開では中国で07年2月からメール、チャット、日記、掲示板、 サークル機能などを取り入れた携帯SNSの試験サービスを開始している。 また、昨年買収した手配旅行に強みを持つエアーリンク社の資源を活用した オンライ海外旅行サービスを2月から開始、 3月にはオンライン旅行代理店業のスカイゲートの買収で基本合意し、旅行業に参入した。
また、三菱東京UFJ銀行と共同出資で、決済サービス会社「ペイジェント」を設立、 同社サービスの決済機能に適用していく。このサービスは来期以降、 他社サイトへの適応も進めていく方針でいる。
同社は、2007年3月期から連結純利益の10%程度を目処に初めて利益配当を実施することを表明していたが、 4月10日付けで1株当たり520円の配当(年間)予想金額を発表している。
また、同日付で、2007年3月通期の連結業績予想を上方修正し、 売上高142億円(前期比120.9%増)、経常利益46億円(同144.0%増)、 当期純利益25億円(68.1%増)を発表している。






