HOME > いま注目の企業
リモートメール事業から"第2の創業"に向け事業基盤を整備
株式会社 fonfun
株式会社fonfunは現在、モバイル・インターネット市場の競争が 激化している中、基盤整備の段階から攻めのフェーズへの移行期間と位置付け、 中長期的な戦略に基づく新規事業の立ち上げ・育成時期とし、 グループ会社とのシナジー効果を追求していくことを表明している。
画像:三浦浩之社長
1997年、インターネットコンテンツの制作受託会社として設立され た株式会社fonfun(当時の社名は「ネットビレッジ株式会社」)が 飛躍的な成長を遂げられたのは、1999年6月に開始した「リモートメール」 事業によるところが大きい。
携帯電話でオフィスや自宅のPCに届いたメールを添付ファイルを含
めて見ることができるこのサービスは、日本の4大キャリアの公式
サービスに採用され、2002年にはその利用者数は30万人に達し、
9月にはヘラクレスに上場を果たした。そして、さらなる「リモートメール」
会員数の増大を目指して、テレビCMなど、大規模な広告宣伝を展開したが、
その効果が出ず、逆に2005年3月期には大幅な赤字に転落した。
このような業績悪化の責任を取り当時の社長は退任し、三浦浩之・現代表 が代表取締役社長を引き継ぎ、それまでの「リモートメール」事業への 過度の依存から脱却する経営に軸足を移すこととし、2005年4月から"第2の創業" という位置づけのもと、費用対効果の向上による業績の黒字化と資本政策の見直し により財務体質を強化する一方、積極的なM&A及び戦略的資本提携や業務提携の 推進により事業基盤の整備に取り組んでいる。さらに同社は2006年10月、 新たな戦略に基づくさらなる業容拡大のため、社名を「ネットビレッジ株式会社」 から「株式会社fonfun」に変更した。新社名は、「鳳凰」(Phoenix)の中国語読みの 日本語カタカナ表記「フォンファン」と、その音を英語表記にした際の 「phone fun」(携帯電話の楽しさ)、「phone fan」(携帯電話の熱狂的なファン) に由来している。

日中在住の中国人ITエンジニア向けに、開設した
日本のIT関連の求人情報を提供する中国語サイト「51Japan IT Work」
fonfunは、Eメールという、コンテンツというよりもプラットフォームに
近い領域で事業展開していることで、業界の中でも独特のポジショニングと
ステータスを築いており、これを最大限に生かしたグループ戦略として、
川上であるコンテンツから川下であるプラットフォームまでを一括提供・管理
できるビジネススキームを、当社独自のCOC(クロス・オーバー・コンバージェンシー)
戦略に基づき構築している。COC戦略とは経営資源が限られている中で、
最大の効果を発揮するために、さまざまな事業機会に広げていく発想である。
このような観点から、fonfunはリモートメールへの依存度を低くするため 事業領域の拡大を目指しており、現在、①リモートメール関連事業 ②デジタルコンテンツ事業③新規事業④店舗販売事業⑤テレマーケティング販売事業 ――の5事業を行っている。事業の根本にあるのはモバイルのコンテンツだが、 これはPCのほか、将来登場してくる端末にも発展していく可能性がある。
2008年3月期は今までの基盤整備のフェーズから攻めのフェーズへの移行期間であり、 中長期的な戦略に基づく新規事業の立ち上げ・育成時期と位置づけている。 そのためにはグループ各社の連動を強化し、業務シナジーを最大化していくことが重要だ。
そこで同社は、グループとして事業を拡大するために必要な人材の 増強並びに管理体制の整備を行うとともに、新規事業への先行投資 を行っている。特にSI・受託開発事業、メディア・ポータル事業など、 当社グループの将来の基幹事業となり得る事業に対して積極的に投資し、 中長期的な観点からこれらの育成を図るとともに、比較的安定的な 収益源であり、当社モバイル・コンテンツの新たな流通経路でもある、 リアル営業販売のネットワークを拡大していくとしている。また、 これらの目的達成のためのM&Aと戦略的資本提携、業務提携についても 積極的に行っていく考えだ。
◇20年3月期の連結業績予想(平成19年4月1日~平成20年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、中間期は対前年中間期増減率)
| |
売上高 百万円(%) |
営業利益 百万円(%) |
経常利益 百万円(%) |
当期純利益 百万円(%) |
1株当たり 当期純利益 (円 銭) |
| 中間期 | 1,500(20.1) | 20 (△70.5) | 20 (△69.6) | 10 (△85.4) | 472 75 |
| 通 期 | 3,300(21.3) | 240 (40.7) | 240 (48.2) | 200 (31.5) | 9,455 06 |






