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マネー・カレッジの投資再チャレンジ推進会議vol.4
「売り時で迷ったら?」
長期目標とリバランスでお金も人生も豊かにする
「投資再チャレンジ推進会議」の体系的な投資手法に、だんだん納得してきた岩本琢郎さん。最終回である今回は、資産の売却にも話が広がるようです。
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「いやぁ、『投資再チャレンジ推進会議』、さすがにシステマティックですねぇ」
お茶をすすりながら、琢郎は顔をほころばせた。「で、買い方は分かったんですけど、今度は売り時ですよねぇ。投資では、売り時が難しいってのは、投資家共通の想いだと思うんですけど」
「まぁまぁ、そう焦らずに」
鷹揚に仙吉が言葉をつなげる。
「その前に、もう一つあるんじゃ。琢郎さんは、いくらぐらい投資をしてなさるかな?」
「えーと、だいたい、400万円ぐらいじゃないですかねぇ……、あ、でも、バリュープライムの株を含めると、500万か……」
「うむ、現在の金額を把握しているのは良いことじゃな。ま、それはそれとして、その金額をどうやって決めているのかな?」
「うーん、まあ、余裕資金というか、無理ないように、と言うか……」
「本当に、『無理がない』のかのう?」
「いや、そう言われると……」
「うむ、そこも、何らかの基準を持っていた方が良いのではないかな。アセット・アロケーションを知ったのはよいのだが、手元の資金をすべて投資されては困るからのう。少なくとも、一定額は預貯金など、流動性の高い資産で手元に置いておいて欲しいんじゃよ。何かあったときのための備えじゃな」
「たしかに、それはそうですね。資産の何パーセントぐらい残しておけば良いんですかね?」
「今度は、資産の何パーセント、という考え方ではないんじゃよ。万一のことがあったときに生活していくための資金じゃから、考え方としては逆じゃ。むしろ、毎月の生活費の何カ月分必要か、という観点で、金額を決めておくものじゃ」
「あぁ、なるほど。言われてみればそうですよね。たとえばですけど、リストラとか、病気になったとか、私が働けなくなったとしても、家族に迷惑をかけないためですもんねぇ。で、一般的には、生活費の何カ月分ぐらいなものでしょう?」
「これも、どこまでリスクをとるかは、人によって違ってくるんじゃよ。手元に多額の預金を置いておけば安心じゃが、それだけ投資の効率は悪くなるし、かといってリスクをとって運用に多額を回して、いざというとき生活が立ちゆかなくなってしまっては困るしの。まあ、半年分から1年分ぐらいが、一般的かのう」
「なるほど、分かりました。で、売り時は?」
「うむ」

