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荒れ相場を乗り切るための心理学講座 第10回「見逃せない甘く危険な香り」

もうパニックになんてならない!
荒れ相場を乗り切るための心理学講座
第10回「見逃せない甘く危険な香り」

木田 知廣/作

「直感」は投資家にとって悩みの種

荒れ相場を乗り切るための心理学講座

「投資するとき直感って信じます?」

なんて質問をすると、JI読者の方ならば、「まあ、時には……」なんて歯切れの悪い言葉が返ってきそうです。直感に頼った投資で痛い目にあったからこそちゃんと財務諸表を読んでるわけで、今さら直感なんて信じたくはない。でも、一方で買うか売るか最後の判断はどうしても直感の要素は入ってくる……。

今回は、投資家を悩ませる直感との、ちょっと良い付き合い方を見つけていきましょう。そう、スタートはいつもの通り、人間の心が形成された10万年前の昔です。ちなみに、始めて読む方に解説しておくと、この連載のバックボーンには「進化心理学」という考え方があります。これは、心だって生物の器官と同じに進化を遂げてきたというコンセプトで、人類が誕生した200万年前は動物に近い原始的な判断しかできなかった心も、気が遠くなるほど長い時を経ながら「適応」を遂げていったと考えます。その際に、もっとも重視されたのが、生存確率を高めて

次代に遺伝子を残すこと。つまり、一見するとおかしく見える心の動きの背後には、生存のための驚くべき合理的なメカニズムが隠れているはず。これを見抜けば、投資に勝てる心の境地に達することができるかもしれません。

そして、今回のテーマは、遺伝子を残すのにもっとも必要な、パートナー(配偶者)探し。ちなみに、皆さんはどうやってパートナーを選びます? やっぱり顔は大事で、好みのタイプって決まってきますよね。
キツネ顔が好きな人、タヌキ顔が好きな人、筆者だったらコブタ顔が好き……というよりも実はよっぽどアテになるものがあって、それが「ニオイ」。と言っても、禁断の恋の甘い香りでも、チョイ悪オヤジの危険なニオイでもなくて、そのものズバリの体臭です。


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