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アース製薬株式会社
代表取締役社長 大塚達也
Q1 まず、昨年12月に東証一部指定を果たされたことについて、抱負をお聞かせください。
当社は、2005年11月30日に東京証券取引所市
場第二部への上場により株式公開し、その後1年を経
て、2006年12月1日に同市場第一部への指定を受
けました。これもひとえに株主の皆様、お客様をは
じめ関係各位のご支援の賜物と、心より感謝申し上
げます。
これを機に、殺虫剤のリーディングカンパニーと
して、独創的な商品による市場の活性化とシェアの
拡大への取り組みを、一段と強化していく所存です。
株式公開以来、上場企業として果たすべき社会的
責任をあらためて自覚する中で、企業価値の向上に
対する社員の自発性が強まったことに、大きな意義
を感じています。この度の東証一部指定に際しては、
当社への注目度のさらなる高まりを認識し、皆様の
ご期待にお応えするべく、一層の飛躍を目指してま
いります。
Q2 アース製薬の事業における特色、強みは何でしょうか?
メーカーにおいては、「研究開発力」「営業力」「マー
ケティング力」の3つの要素が重要であり、当社は、
いずれについても平均以上の力を発揮していると思
います。
研究開発力の面では、「世界にないものを作る」と
いう考えのもとで、これまでに独創的な商品を生み
出し続けてきたことが強みであると言えます。それ
を可能としているのは、当社に培われた「自由な発想
を語り合える」企業風土です。
営業力については、全国に配置した営業部員によ
るきめ細やかな対応を基本に、販売店様・代理店様
との信頼関係を勝ち得ている点が特徴です。私も自
ら交流を持つなどトップから現場に至るまで、人間
関係を営業のベースとしています。
また、当社独自の「EMAL(エマール)」という「販
売店様に対して個性的で新しい売場作りを提案し、
お客様に感動を与える」ことに特化した専門スタッフ
により、販売促進および情報提供・収集活動を展開
しています。自社商品のアピールのみを行う一般的
な販促担当のあり方とは一線を画し、個々の小売店
頭に合わせた最適な売場をゼロから手作りで行い、
販売店様とお客様に喜んでいただくことを目的とし
ております。現在110名の人員が活動しており、本
年中には170名に拡大していく予定です。
マーケティング力に関しては、商品の良さや自ら
の「思い」をパッケージデザインを通して伝えていく
ことに執念をもって行っております。これは以前、
「アースの商品は品質が良いのに『色気』がないから売
れない」と言われたことをきっかけとし、お客様の目
を引き、思わず手に取りたくなるようなパッケージ
デザインを自ら練り上げることに大きなこだわりを
持つようになりました。
当社が保持している殺虫剤のトップシェアも、独
創性を尊重する企業風土が生み出した商品力、信頼
の上に築き上げた営業力、パッケージデザインに代
表されるマーケティング力によって、販売店様やお
客様に「思い」をお伝えした成果であり、これらが他
社にはない強みとなっております。
Q3 2006年12月期の状況について、お聞かせください。
殺虫剤部門については、4月から6月にかけての低
温と長雨に加えて、9月の残暑が短かった影響で売上
は前期比微減にとどまりました。
日用品部門では、新製品の寄与によりオーラルケア
用品が順調に推移しました。入浴剤は上半期において
不振でしたが、下半期には、リニューアル効果による
回復とともに、新製品が好調に推移しました。また、
新薬剤を配合したネズミ用毒餌剤の新製品もその優
れた効果により評判となり、売上を伸ばしました。
総合環境衛生事業についても順調に売上を拡大し、
全体としては増収・増益を確保いたしました。






