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愛されて10年・・・・・・
いま新たなステージへ
人と自然を大切に思い
人の心と体を「癒」すことにより
地域社会に貢献することで
自己の確立と喜びを
感じる企業でありたい。
株式会社極楽湯
代表取締役社長 新川隆丈
Profile●にいかわ たかとも。昭和58年、学習院大学法学部卒業後、(株)北陸銀行へ入行。平成2年、日興證券(株)(現・日興コーディアル証券(株))へ入社。平成15年、伊藤忠商事(株)へ。金融ソリューション部企業情報担当部長に就任。平成17年4月に当社特別顧問となり、同年6月29日から現職に。
順調な店舗展開
Q.この1年間を振り返っていかがでしたか?
温浴業界は新規で参入される企業も多く、競争が激化する一方、業界各社のお話を伺うと、前年比でマイナス成長となったところも多いようですから、すでに淘汰が始まってきているといっていいでしょう。
こうしたなか、「極楽湯」1号店を開業してから10周年を迎えた当社では、直営で4店舗(青森店・多摩センター店・福井店・津店)を新たに出店する一方、既存店ベースでおよそ2%の売上増を達成しました。これにより、売上高でも前期と比べ39%アップし、80億円を超えることができました。

基本機能の充実と進化
Q.成長の要因はどこにあるのでしょうか?
温浴事業は装置産業ですから、ハード面では年々劣化していきますが、清潔さを保つことはできます。当社が24時間営業を行わない理由のひとつもそこにあり、閉館時間には徹底した清掃を行っています。また、ソフト面では、接客に関して徹底した指導を行っています。こうしたちょっとした気遣いや心遣いで、お客さまの印象は大きく違ってくるものです。当社では“町の風呂屋に徹すること”を運営方針として掲げ、地域になくてはならないものという理念に基づいて運営していますので、目先の流行にとらわれず、基本に忠実にやっています。これらがお客さまから評価され、No.1の店舗開発力と店舗運営力を持つリーディングカンパニーとしての地位を確立し、他店との差別化につながっているのだと思います。
Q.それぞれのサービスについてはどうですか?
ご承知のとおり、“極楽湯”は、「お風呂」、「飲食」、整体などの「リラクゼーション」の3つの機能で成り立っていますが、これらのサービスをお客さまの求める形できちんと提供していくことが長期的に安定した施設運営につながると考えています。
「お風呂」については、今後も継続して新しいものにチャレンジしていきます。「飲食」については、現在、さらなる充実を図っているところです。従来の温浴施設のレストランという枠にとらわれず、お客さまにちょっとした驚きや感動を与えられるものにしたいと考えているため、まだ全店ではありませんが、新規出店はもちろん、既存店についても飲食施設は直営にシフトしています。また、料理についてはレシピを自社開発し、年2回の変更に加え、季節メニューや各店舗のオリジナルメニューなど、バラエティに富んだ構成となっています。
最後に「リラクゼーション」についてですが、女性はもちろん、男性のなかでも美に対する関心や欲求が高まっています。本格的な着手は来年度以降となるでしょうが、今後はエステティックの要素を取り込んだサービスを、極楽湯のビジネスモデルにあった低価格で提供できるよう開発したいと考えています。
全国60店舗体制の確立と都市型モデルの開発
Q.今後の展開について教えてください。
出店ペースについては、地価高騰の影響もあり、計画より少しペースダウンしていますが、今後も当社の条件にあった場所に積極的に出店していく方針に変更はありません。計画どおりに直営30店舗、FC30店舗の60店舗体制が確立すると、売上は180億円規模に達すると考えています。その後は年間1~2店舗の出店は考えていますが、「極楽湯」というビジネスモデルは1つの完成形となるでしょう。
そこで次のステップとして考えているのが、都市型の施設展開です。現在、極楽湯(施設規模500~700坪、投資金額約7億円)の約半分の投資で実現可能なミニスーパー銭湯のような業態はできないかという依頼が非常に多くなっており、こうしたニーズに応えるべく、「極楽湯」より小さな商圏で成立可能な新しい業態の開発を目指し、平成20年には具体化させたいと考えています。
また、平成18年11月には、介護サービス事業大手のセントケア株式会社と業務提携し、今年4月から「極楽湯和光店」(埼玉県)で温泉を使用した訪問入浴サービスを開始しました。今後は全店でこうしたサービスを展開していきたいと思っています。
さらにクレジットや情報管理機能を備えた「極楽湯カード」を発行し、会員向けサービスや顧客管理機能を強化していく考えです。
最後になりましたが、当社では、投資家の皆さまがより投資しやすい環境を整えるため、平成19年1月1日付で、1:5の株式分割とそれに伴い株主優待制度の充実を図りました。今後ともお客さま並びに株主の皆さまの満足度を一層高め、さらなる成長を図って参りますので、より一層のご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます。






