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株式会社ハニーズ
代表取締役社長 江尻 義久
新業態シェリーコートと中国出店で、ハニーズが加速いたします。
また一歩、新しい価値の創造にむかって成長を続けるハニーズ。第29期事業報告書の発行に際し、社長の江尻義久からお話をさせていただきます。
―異常気象の一年であった当期を振り返って、厳しい経営環境の中でも着実に成長を続ける要因はどのようなところにあるとお考えですか。
皆様のおかげをもちまして、当期は前期に引き続き増収増益となり、営業利益、経常利益は6期連続して過去最高を達成いたしました。
当期は、長梅雨にはじまり秋口にかけての残暑や暖冬、そして春先の冷え込みなど、売上が天候に大きく左右されるファッション業界にとっては本当に厳しい1年でした。
ハニーズも少なからず影響を受けましたが、売上高、営業利益とも、ほぼ目標を達成することができました。私なりに1年を振り返ってみますと、やはり、全社一丸となった取り組みが功を奏した結果だと考えています。
第一は、「高感度・高品質・リーズナブルプライス」という考え方が従業員の間にも深く浸透し、お客様が「今欲しい」と思う商品を、タイムリーにお店に供給できたこと、第二は、既存店舗の評判もよく、デベロッパーなどから多数引き合いがあって、目標を上回るペースで新規出店し、新店も着実に新しいお客様を増やしていったこと、最後に、厳しい競争の中においても、プロパー価格での販売を心がけ、また、海外仕入比率を上昇させることによって、さらに高い粗利益率を確保できたことなどがあげられます。
―今後の成長戦略のキーとなる新業態や、中国における営業展開についてお聞かせください。
人口減少による市場の量的縮小、質的変化が進行する中で、私たちは、これまで以上にお客様の嗜好の変化を敏感に感じ取っていかなければなりません。国内経済もようやくデフレ状態を脱し、消費にはほのかな明るさが見え始めています。ファッションの分野におきましても、品質や意匠にこだわった高価格商品の動きが活発になり、客単価も上昇傾向にあります。
こうした状況の中、ハニーズは、現在の商品よりも素材やデザインにこだわったワンランク上の新しい業態「シェリーコート」を立ち上げます。25歳から35歳のOL層を中心ターゲットとし、新しい市場を開拓してまいります。新業態は、比較的購買力の大きい大都市の駅ビルやファッションビルを中心に出店いたします。また、ハニーズ形態で既に出店している大型ショッピングモール等についても、新テイストの2店舗目として出店し、幅広いニーズに応えてまいります。
次いで中国展開についてですが、21世紀に入って、インターネットの普及による情報化革命が世界規模で進んでいます。情報の非対称性が急速に崩れてきた今、どこでどんなファッションが流行しているか、だれでも簡単に知ることができます。
私どもは、東アジアに有望な市場があると見ていますが、とりわけ中国の懐は深いと考えています。昨年4月、上海市に現地法人を設立し、既に上海や北京などの大都市を中心として36店舗(平成19年5月末現在)を展開していますが、売上も好調に推移しており、まずは無難にスタートすることができました。ハニーズの商品は中国の女性にも支持されていると確かな手ごたえを感じているところです。
―既存の4ブランドについて、今後どのような商品戦略をお持ちでしょうか。
ハニーズは、主に若い女性をターゲットとして、トレンドを取り入れた商品開発とスピーディな店舗への投入に注力してまいりました。こうした戦略の基本は今後とも変わりませんが、より購買層の幅を広げ、20代後半から30代の主婦層にも納得してご購入いただけるような商品の開発にも力を入れてまいります。
既存の4ブランドにおいて定番商品の充実を図り、ベーシックな中にもトレンドを加味したハニーズらしい商品を展開し、お客様の多様なニーズにきめ細かく対応してまいります。
また例えば単色のベーシックな商品は、組み合わせが自在で応用範囲が広いことから、シーズンを通して安定した需要が見込めるため、初期生産ロットを2~3倍に増やしてまいります。
これまで同様、4つのブランドが持つ個々のテイストを大切にしながら、素材やデザインにこだわったバリエーション豊かな商品展開をはかってまいります。
―最後に皆様にメッセージをおねがいいたします。
少子高齢化、街づくり三法の改正など小売業をとりまく経営環境は、近年、大きく変化しています。こうした大きな変化の荒波を乗り越え、本年、当社は創業30年の節目の年を迎えることになります。
好調な業績にもけっして油断することなく、「高感度、高品質、リーズナブルプライス」の基本理念を堅持し、お客様にご満足いただける商品やサービスを提供し続けることで、長期的な繁栄と成長を遂げてまいります。






